地域活性化の取り組みとして自転車を活用した事例が増えている。その内容は本格的なスポーツ・サイクルから周遊ルートを駆けるサイクル&トレイル、初心者向けサイクリングまで幅広い。徒歩では遠すぎる景勝地や史跡などを巡るのに便利で、自転車だからこそ気づく景色や店、人とのふれあいも楽しめる。CO2を排出しない環境に配慮したサスティナブルなツーリズムでもある。
観光地での自転車の利用は景色を見ながらの脇見走行などリスクが高い。サイクルツーリズムに力を入れる自治体では、レンタサイクル拠点の整備と併せて、ヘルメットの貸し出しや、レンタサイクル保険の提供、危険スポットを表示したサイクルマップの配布など安全・安心に配慮した対応が求められる。
JTB旅連事業が案内している「レンタサイクル賠償保険」は、(1)事業者の業務遂行上の賠償(2)借主の自転車利用中の賠償(3)借主によるレンタサイクルの損壊、の三つのリスクをカバー。業務上の賠償リスクに加えてレンタサイクル利用者の自転車運転中の賠償事故まで補償できるのが大きな特長だ。
保険料は1台当たり年間1830円。補償内容は対人、対物共通で1人・1事故1億円。免責金額はなし。毎月の利用者数や自転車台数を申告する必要はない。
「レンタサイクル賠償保険の加入促進を通じて、リスクに対応した安心なサイクルツーリズムによる地域活性化に貢献していきたい」と同社。
詳細に関する問い合わせ先は、JTB旅連事業TEL03(3834)7051。