野口観光グループの章月グランドホテル(北海道定山渓温泉)は、昨年11月から実施していた客室や浴場などの改修工事を終え、4月末にリニューアルオープンした。
和室中心だった全59室の客室を50室に変え、うち33室を洋室に改修。シックな雰囲気のスーペリアツイン(24室)を主体に展望温泉付きのプレミアムルーム(4室)や、広めのファミリールーム(4室)を設け、多様なニーズに応える客室構成にした。
4階の浴場フロアには家族単位で使える貸し切り風呂を2カ所新設し、露天岩風呂のある大・中浴場にはゆっくり利用できるよう洗い場に仕切りを設置。レストランには新たに2人から4人用の個室を4室設けた。
エントランスは中庭のある洋風の造りに改修。フロントロビーにはホテルを象徴する月をデザインした照明を採り入れ、落ち着いた空間を整備した。
ホテルでは、「リニューアルに併せ、自慢の料理もより充実した。感染防止対策にも万全を期しているので、ゆっくり日頃の疲れを取りに来ていただければ」と話している。
章月グランドホテルは渓谷を一望する地上8階建て、延べ床面積約8500平方メートルの、定山渓を代表する老舗ホテルの一つ。2018年5月に野口観光がグランビスタホテル&リゾートから取得し、運営してきた。
家族用に新設されたファミリールーム