Ｊｔａｓのイメージ
生産性の向上に貢献
Ｅｄｅｙａｎｓ（イーデヤンス、大阪市）は2018年6月の設立以来、宿泊市場向けの客室清掃管理ＳａａＳの開発および、デジタル清掃サービスの提供などを多岐に展開している。
その代表作に、ホテル向けに特化した客室清掃管理システム「Ｊｔａｓ（ジェイタス）」が挙げられる。
1日の客室清掃の予定をデジタルで一元管理を行い、「紙や電話を用いていたアナログ業務をデジタル化し、生産性の向上に貢献する」と同社。
すでに、老舗ホテルグループなど日本全国の多種多様な形態の宿泊施設で採用され、現場の紙と電話をなくし、清掃品質向上のためのデータ基盤の構築に活用されている。
また、Ｊｔａｓの導入により、「接客業務に費やせる時間が生まれ、ＣＳスコアが改善されたという声も挙がっている」と話す。
主なポイントは、（1）90％以上の紙と電話を削減する（2）日本語に加えて、英語やベトナム語など複数の言語に対応する（3）清掃品質を可視化してデータに基づいた改善活動を支援する―など。
（1）は、客室清掃に関するあらゆる連絡をスマートフォンやコンピューターで気軽に行え、清掃指示書の作成や手配品の追加情報、清掃完了予定時刻の確認といった複雑かつ負担の多いやり取りを一元化し、業務効率化を実現する。
（2）は昨今、さまざまな国の従業員が客室清掃業務に従事することから、日本語を用いた紙や電話でのオペレーションでは大きな障壁となるため、その懸念を払拭できるよう、多言語対応を実現した。
そして、（3）の清掃品質の可視化については、インスペクションやクレーム管理をデジタルに行い、各清掃会社・清掃員の実績と紐付けることで、清掃会社間、清掃員間で異なる清掃品質を横串で評価できるというもの。事態が深刻化する前に清掃品質の低下傾向をキャッチし、改善指導を行うことで、クレームを引き起こす可能性を激減させる。
その他にも、各施設の要望に合わせて、「忘れ物管理」「修繕管理」「ルームヒストリー管理」などの多様なオプション機能を組み込むことも可能。
Ｊｔａｓのイメージ
