観光庁の宿泊旅行統計調査によると、19年5月の宿泊施設の客室稼働率(第2次速報値)は、前年同月比2.2ポイント増の62.8%となった。37都道府県が前年同月の数値を上回った。
都道府県別の客室稼働率の上位は、(1)大阪府(3.3ポイント増の80.9%)(2)東京都(0.2ポイント増の78.1%)(3)広島県(5.3ポイント増の73.8%)(4)千葉県(3.4ポイント増の72.2%)(5)京都府(4.3ポイント増の71.6%)―など。
この他、地方部で客室稼働率が高い地域は、福岡県71.3%、香川県63.6%、北海道、熊本県63.4%(同率)、石川県63.3%、岡山県63.2%、沖縄県62.7%、佐賀県61.5%、長崎県61.4%などだった。
施設タイプ別では、シティホテルが0.1ポイント減の80.8%、ビジネスホテルが1.4ポイント増の75.6%、リゾートホテルが3.0ポイント増の59.8%、旅館が2.1ポイント増の41.4%(うち従業者数10人以上の旅館は0.2ポイント増の55.6%)、簡易宿所が1.3ポイント増の31.0%だった。
シティホテルでは、広島県の88.2%、京都府の86.7%、大阪府の85.5%などが上位。ビジネスホテルでは、岡山県の83.3%、東京都の82.7%、京都府の82.4%など、リゾートホテルでは千葉県の83.9%、大阪府の81.2%などが高かった。
旅館の客室稼働率の都道府県別の上位は、(1)広島県61.1%(2)香川県55.4%(3)京都府52.7%(4)島根県51.1%(5)北海道50.3%(6)佐賀県49.0%(7)大分県48.8%(8)神奈川県48.7%(9)鳥取県48.6%(10)山梨県48.5%―など。