オリックス不動産(本社東京都)が再生を支援している鳴子ホテル(宮城県鳴子温泉)はこのほどリニューアルオープンした。先行オープンした露天足湯付き客室、オープンキッチン付きバイキングレストラン、新浴場「木華子(こけし)の湯」に続き、大浴場「芭蕉の湯」「玉の湯」とメーンロビーをリニューアルした。
大浴場は自慢の温泉が一層引き立つようにと内装を一新。芭蕉の湯には信楽の窯元に特別に制作を依頼したという「かけ湯壺」を設置した。
メーンロビーはサービスのコンセプト「のんびりゆったり、人のこころのあたたかさ」を体現するよう、すっきり落ち着いた雰囲気に改装。ロビーから化粧室への導線にバリアフリーエレベーターを新設した。
先行オープンの露天足湯付き客室は紅葉館7階の7室。足湯のまわりはヒバの白木、広縁の床は竹フローリングという自然素材を採用した。
バイキングレストランは客席面積を広げ、常時190席の配置が可能となった。オープンキッチンを設け、料理人のパフォーマンスを間近で見られる。
同館3つ目の浴場、木華子の湯は黒御影石を基調とした落ち着きのある雰囲気。正面の壁面に光障子を設け、影絵を楽しめるようにした。浴槽は普通湯とぬる湯の2つがあり、種類の違う湯を楽しめる。
芭蕉の湯