観光客受け入れ整備に入島税を徴収（厳島神社）
観光施設の整備などに充当
広島県廿日市市はこのほど、世界遺産・厳島神社がある宮島を訪れる観光客を対象に、来年10月1日から「宮島訪問税（入島税）」を徴収すると発表した。観光客を受け入れる施設整備などの財源に充てる。
市は来年9月1日から「宮島訪問税条例」を施行し、10月1日から徴収を始める。すでに総務相の同意を得ているという。松本太郎市長は「宮島のブランド力を高め、住んで良し、訪れて良しの持続可能な一流の国際観光地づくりに向け、多様な財源とともに、宮島訪問税を活用する」としている。
訪問税の対象は島民や島へ通勤・通学する人を除く来島者で、1回100円をフェリー代に上乗せ徴収する。1年分を一括で納付することもでき、その場合、500円とする。
会員向け記事です。
