総務省はこのほど、個人企業経済調査(動向編)の平成29年度結果を公表した。同年の個人企業(個人経営の事業所)のうち、「宿泊業、飲食サービス業」の売上高は1事業所当たり880万8千円で、前年比5.8%増加した。また営業利益は165万5千円で、同7.3%増加した。ともに2年ぶりの増加となった。
ほかの業種の売上高を見ると、「サービス業」は484万3千円で、同4.7%増。「卸売業、小売業」は1496万4千円で、同3.6%増。「製造業」は951万5千円で、同4.1%増。サービス業は4年ぶり、卸売業、小売業は6年ぶり、製造業は2年ぶりに増加した。
営業利益は、サービス業が2年ぶり、卸売業、小売業が4年ぶりに増加。製造業は2年連続で減少した。
4期連続で増加
宿泊、飲食の売上高 1~3月期確報
今年1~3月期(確報)では、宿泊業、飲食サービス業の売上高は1事業所当たり218万7千円で、前年同期比8.6%増加した。また営業利益は38万8千円で、同4.3%増加した。ともに29年4~6月期以来、4期連続で増加した。