75型インタラクティブホワイトボード Ｂｒａｉｎ Ｂｏａｒｄ ＬＣＤ－ＣＢ752－ＳＴ
パブリックディスプレイやプロジェクターなど映像機器を中心にソリューション事業を展開するシャープＮＥＣディスプレイソリューションズ。望月一栄・執行役員国内販売本部長に観光市場に対する商品展開について聞いた。
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――観光市場に対しての展開は。
望月 ホテル・旅館などの宿泊業では、「おもてなし」がその宿の評価につながる。当社は電子化された情報を伝達、共有する「映像ソリューション」を展開しており、おもてなしサービスの一つとして位置づけし、宿泊施設の優位性確立をサポートしていく。
映像の活用で、館内のさまざまな場面でお客さまが求めている情報を、タイムリーに提供することができる。また自然と目が留まる映像は、知らせたい情報を効果的に提供可能。顧客満足度を向上し案内業務の効率も両立できる。
――提案のラインアップについては。
望月 20年以上の導入実績と多種多様な業種で培った経験を生かし進化したデジタルサイネージシステム「ＡｄＷｉｎｄｏｗ Ｓｅｌｅｃｔ ＳＸ」は、観光業でも好評だ。宴席案内、行灯案内、イベント案内、レストランのメニュー紹介など館内に設置した映像装置ごとに表示情報を設定でき、お客さまが利用される施設の「現在」の情報をタイムリーにきめ細かく提供できる。既存の施設予約システムとのデータ連携ができる点が特長。表示更新作業の負担を軽減し、スケジュールに合わせて、表示情報を自動更新できる。
非常事態発生時には防災画面を割り込ませて表示でき、緊急情報をお客さまに的確に届けることも可能だ。
デジタルサイネージセット「美映エル」は、表示に必要な映像機器（4Ｋ対応ディスプレイ、メディアプレーヤーボード、キャスター付きスタンド）をワンセットで提供している。コンテンツ制作と配信機能を備えたソフトウェア（無償）で、動画、静止画、音声、テロップを組み合わせて、インパクトの高い番組作成が可能。さらに時間帯や客層に合わせた番組を設定したスケジュールで表示できる。館内案内、イベント告知、レストランのメニュー、感染症予防の周知など動きのある映像で引きつけ、お客さまに情報発信が可能だ。
――サイネージ用途以外の提案は。
望月 宿泊施設の優位性を確立するために新しい映像装置の提案を強化していく。
「屋内用ファインピッチＬＥＤディスプレイ」と「レーザー光源採用プロジェクター（ＶｉｅｗＬｉｇｈｔ）」は、マルチモニタと異なりベゼルレスでシームレスな大画面、照明の明るさに負けない高輝度、高精細な映像表示が特長だ。イベントホール、エントランスでは、迫力ある空間演出。会議やセミナー用途では、インパクトのあるプレゼンに効果的。施設内で開催されるさまざまなイベントの盛り上げに貢献できる。
ＬＥＤディスプレイは、画面サイズをカスタマイズし、システムとして提案している。他に100型から220型までのサイズでＦＨＤ、ＨＤ’4Ｋの解像度で選べる「ＬＥＤディスプレイキットモデル」を新たに用意した。導入に必要な映像機器、取り付けフレーム、ケーブル類などをセット化し導入や設置のしやすさに応える。
ＶｉｅｗＬｉｇｈｔは、当社独自の密閉型冷却方式採用でメンテナンスの手間と経費を削減。冷却ファンのノイズも気にならない優れた静粛性も備え、ワンランク上の品質が特長だ。ＬＥＤディスプレイとプロジェクターは、設置環境やニーズに合わせて選定し提案している。
ＰＣの画像を大画面に映し出し書き込みなど何役もこなすインタラクティブホワイトボード（電子黒板）「Ｂｒａｉｎ Ｂｏａｒｄ」は、企業のＤＸ化、会議の効率化、活気ある会議に役立つＩＣＴ機器だ。イベント会場や会議場、セミナー会場に備えることで、施設利用者に質の高いサービスを提供することができる。既存のホワイトボードの切り替えを提案していく。
――2022年度の抱負は。
望月 ＤＸ化の進展により、さまざまな電子化された情報を伝達、共有する映像ソリューションのニーズは、ますます高まる。多言語案内表示や、客層分析によるコンテンツ表示、施設内入場状態に基づいた注意喚起表示など、今後もディスプレイ機器や映像表示の活用機会の増加が見込まれる。これからもお客さまのご期待に沿う鮮明な映像とソリューションの提供に努めてまいりますのでどうぞご期待ください。
シャープNECディスプレイソリューションズ
【本社】東京都港区三田1の4の28 三田国際ビル
【設立】2000年1月18日
【事業内容】映像表示装置と映像表示ソリューションの開発、製造、販売
【資本金】30億円
【従業員数】約950人（世界連結）
75型インタラクティブホワイトボード Ｂｒａｉｎ Ｂｏａｒｄ ＬＣＤ－ＣＢ752－ＳＴ
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