宿泊施設魅力向上対策事業、青森県が成果を発表


 青森県観光連盟と青森銀行は12日、青森市の県観光物産館アスパムで宿泊施設魅力向上対策事業の成果発表会を開いた=写真。

 県観光連盟は、県の主要産業の一つで産業全体への経済波及効果が高い宿泊事業の体質強化を図るため、施設の魅力アップと付加価値向上に向けて専門家の派遣事業を行っている。

 事業の学びの成果について、青森ワイナリーホテルの藤田賀津彦総支配人は「作って終わりの経営計画ではなく、中長期的な経営計画からやるべきことが明確になった。その結果、将来に期待がもてるようになったばかりか、満足を越えた感動を与える自信がついた」と強調した。

 専門家の講評で孫田猛・温泉旅館アドバイザーは「Plan(計画)、Do(実行)、Check(検証)、Action(改善)を繰り返し、自館の価値を創り上げることが重要だ」と指摘した。

 2021年度も同事業を実施する。専門家の派遣を希望する宿泊施設を31日まで募集している。問い合わせは県観光連盟観光振興グループTEL017(722)5080。

 
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