総務省はこのほど、サービス産業動向調査の2月分速報を公表した。同月の宿泊業(旅館・ホテル、簡易宿所、下宿業)の売上高は前年同月比0・8%減の3677億8900万円と、2カ月連続で減少した。サービス産業全体は同0・5%増の29兆3010億4100万円と、4カ月連続で増加した。
宿泊業の売上高は1月に4カ月ぶりの前年同月割れ。2月も引き続き減少した。
ほかの業種を見ると、飲食店が同0・1%増の1兆4391億4800万円と、2カ月ぶりに増加。娯楽業が同7・6%減の2兆6243億1千万円と、27カ月連続で減少。その他の生活関連サービス業(旅行業、冠婚葬祭業など)が同4・4%減の6604億5500万円と、4カ月連続で減少。道路旅客運送業が同1・3%増の2689億5800万円と、6カ月連続で増加。
9の産業大分類別では、「運輸業、郵便業」「情報通信業」など5業種が前年同月比増加。「宿泊業、飲食サービス業」「生活関連サービス業、娯楽業」など4業種が同減少した。「宿泊業、飲食サービス業」は同0・7%減の2兆70億8300万円。
宿泊業の従事者、前年比1%増加
サービス産業動向調査によると、2月の宿泊業の従事者数は前年同月比1・0%増の74万2千人と、2カ月連続で増加した。
サービス産業全体は同0・7%増の2997万6100人と、50カ月連続で増加した。
ほかの業種を見ると、飲食店が前年同月並みの434万2200人。娯楽業が同1・9%減の96万6400人。その他の生活関連サービス業が同1・6%減の43万6700人。道路旅客運送業が同1・4%減の58万2700人。