総務省はこのほど、サービス産業動向調査の昨年12月分速報を公表した。同月の宿泊業(旅館・ホテル、簡易宿所、下宿業)の売上高は前年同月比0・8%増の4430億4800万円と、2カ月連続で増加した。サービス産業全体は同1・4%増の33兆2708億8700万円と、14カ月連続で増加した。
ほかの業種を見ると、飲食店が0・2%増の1兆8372億3600万円。娯楽業(公園・遊園地、スポーツ施設提供業、映画館など)が5・3%減の2兆9009億9200万円。道路旅客運送業が1・0%増の3114億2500万円。
9の産業大分類別では、「宿泊業、飲食サービス業」「運輸業、郵便業」など6業種が増加。「生活関連サービス業、娯楽業」「教育、学習支援業」など3業種が減少した。宿泊、飲食は0・5%増の2兆5110億7300万円。
昨年10~12月期の宿泊業の売上高は月平均4626億400万円で、前年同期比0・5%低下した。サービス産業全体は31兆6597億3200万円で、同1・5%増加した。
宿泊業の従事者 3ヵ月連続減少
昨年12月の宿泊業の従事者数は前年同月比0・5%減の74万2900人と、3カ月連続で減少した。サービス産業全体は同1・4%増の3059万4千人。
ほかの業種を見ると、飲食店が1・8%増の446万1100人。娯楽業が1・4%増の97万2500人。道路旅客運送業が3・3%減の56万5700人。