総務省はこのほど、サービス産業動向調査の3月分速報を公表した。同月の宿泊業(旅館・ホテル、簡易宿所、下宿業)の売上高は前年同月比45.0%減の2492億9100万円と大きく減少した。サービス産業全体は同7.9%減の35兆1874億6600万円と、2カ月連続で減少した。
宿泊業は3カ月連続の減少。新型コロナウイルスの感染拡大が影響した。
ほかの業種を見ると、航空運輸業、郵便業(信書便事業を含む)が同52.1%減の1529億6100万円。鉄道業が同34.7%減の4845億600万円。道路旅客運送業が同27.8%減の2039億4900万円。飲食店が同26.8%減の1兆3428億1500万円。
同調査によると、今年3月の宿泊業の従事者数は前年同月比1.6%減の68万6600人と、1年ぶりに70万人を下回った。サービス産業全体は3015万2200人で、2カ月ぶりに減少した。