総務省が2月28日に公表したサービス産業動向調査の昨年12月分(速報)で、同月の宿泊業(旅館・ホテル、簡易宿所、下宿業)の売上高は前年同月比25.2%増の4720億1900万円と、4カ月ぶりに増加した。新型コロナ禍前の2019年同月比は11.2%減少。1~12月の年計は1カ月平均3247億1100万円。前年から0.1%未満の減と、ほぼ横ばいだった。
宿泊業の売上高は、昨年9月に前年同月比21.9%減、10月に同14.2%減、11月に同4.1%減と、3カ月連続で減少。Go Toトラベル事業が行われた前年同月に比べ、いずれも減少した。ただ、12月は新型コロナの感染が落ち着きを見せたことも背景に、増加に転じた。
1~12月の月平均は、20年に前年比40.1%減と大きく落ち込んだ。昨年も同水準となった。
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