総務省はこのほど、サービス産業動向調査の8月分速報を公表した。同月の宿泊業(旅館・ホテル、簡易宿所、下宿業)の売上高は5745億1400万円で、前年同月比1.4%減と、4カ月連続で減少した。サービス産業全体は31兆3502億3400万円で、同1.1%増と、22カ月連続で増加した。
宿泊業以外の主な業種を見ると、飲食店が1兆7339億8800万円で、同0.9%増加。娯楽業(公園・遊園地、映画館、スポーツ施設提供業など)が2兆9182億8800万円で、同2.8%減少。道路旅客運送業が3025億700万円で、同0.1%減少。
9の産業大分類別では、6業種が増加、3業種が減少した。
このうち「宿泊業、飲食サービス業」は2兆5124億6100万円で、同0.2%増加。「運輸業、郵便業」は5兆6341億5700万円で、同2.5%増加。「生活関連サービス業、娯楽業」は4兆834億3600万円で、同3.3%減少。
宿泊業従事者、前年比1.2%増加の75万人
同月の宿泊業の従事者数は75万人で、前年同月比1.2%増加した。サービス産業全体は3069万8500人で、同0.6%増加した。
ほかの業種を見ると、飲食店が439万5500人で、同0.7%減少。娯楽業が101万8100人で、同0.5%増加。道路旅客運送業が56万5100人で、同0.9%減少。
9の産業大分類別では、5業種が増加、1業種が前年同月並み、3業種が減少した。
このうち「宿泊業、飲食サービス業」は565万3400人で、同0.5%減少。