日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連、1759会員)は6日、東京のホテルメトロポリタンで通常総会を開き、「宿泊販売拡大への取り組みを日本旅行グループと連携して強化する」ことを柱とした2024年度事業計画を承認した。日旅連と日本旅行が22年に締結した「SDGs共同宣言」に基づき昨年度から実施している「SDGs推進特別賞」の表彰も行い、日旅連の北陸支部連合会福井支部、日本旅行の九州企画・仕入センターが受賞した。
白石武博会長(沖縄県・カヌチャベイホテル&ヴィラズ)は、1月1日に発生した能登半島地震の被災者を気遣った後、今年度について「日旅連の目的である宿泊販売の拡大に、実感が持てる1年にしたい」と強調。
日本旅行と締結したSDGs共同宣言や、昨年の台湾やスペインなど海外の現地旅行会社との商談会開催を踏まえ、「新たなマーケットと向き合い、販売拡大の可能性を追求したい」と、SDGs関連商品の販売やインバウンドの誘致拡大に意欲を見せた。
宿泊販売拡大は、営業推進委員会の法人、個人、訪日の3部門の小委員会を中心に具体的施策について議論を進める。日本旅行のセールス担当者との商談会「ワークショップ」は、東日本、西日本の各地区で昨年度に続き行う。東日本は7月29日、西日本は同23日を予定している。
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