昨年9月に設立した宿泊DXサポート(北海道札幌市)は、道内の旅館・ホテルに特化したDXサポートおよび、コンサルティングサポートなどを展開している。社長の柳通勇氏に今後の活動方針などを聞いた。
――御社の紹介を。
旅館・ホテルに特化したホームページ制作と予約システムを提案するキャディッシュをはじめ、宿泊施設専門のコンサルティング企業の宿力、各種のDX支援を促進するコネクター・ジャパンの3社が出資し、宿泊管理システム(PMS)「every+1(エブリワン)」シリーズの開発・販売などを行うGRIT代表の私が創業した。
宿泊市場の課題抽出から克服に向けた適切なツール紹介までをワンストップで、業界に精通した宿コンシェルジュが今年4月から活動を本格化している。
――北海道での活動を中心とする経緯は。
北海道では、地元企業との関係性を重視する傾向が強く、地域コミュニティが強固かつ助け合いの精神が根付いていることが挙げられる。
また、北海道の全ての街を経由地点ではなく、目的地にしたいという考えがある。そのためには、宿泊施設の存在は必要不可欠であるため、活性化に貢献したい。北海道で困ったことがあれば、お気軽にお問い合わせをいただければ。
――展開するサービスについては。
キャディッシュ、宿力、コネクター・ジャパンの出資先3社が取り扱う公式サイト予約システム、ホームページ制作に、コンサルティングを含む各種サービスと、各社のノウハウと得意分野を駆使し、それぞれの施設が抱える問題を解決に導く覚悟。新たな未来を築くことをサポートしている。
――企業ロゴに込められた思いと、旅館・ホテルにメッセージを。
手と手を組んだ固い信頼関係を表現し、地域に根差した存在でありたい。
さまざまなツールが提供されるようになった現代社会において、規模も運営形態も多種多様である宿泊施設に向けた最適なツールを今後も提案していきたい。施設と同じ目線で課題解決に取り組み、ただツールを提供する無機質なものではなく、その上に人の思いがプラスされていくようなDXを目指す。
柳通氏
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宿泊DXサポート 本社=北海道札幌市中央区大通西9の3の33 キタコーセンタービルディング201▽事業内容=販売代理店業務、アウトソーシング業務の受託および請負、経営コンサルティング業務など▽連絡先=TEL050(7112)0053(平日9~18時)、メール(sales@hotels-dx.jp)。