旅館のネット販売支援業務を手がけている宿泊予約経営研究所(末吉秀典社長)は3日、「宿研キズナサミット2013」を横浜市内のホテルで開催した。全国各地から宿泊施設80軒が参加した。
雑誌「自遊人」発行人・社長の岩佐十良編集長が「3千以上の宿を訪ねて分かったこれからの宿屋がすべき行動変革」と題して講演した。農業生産法人を設立運営してきた経験や、10月には自ら旅館を開業する準備を進めていることなどを紹介。「A級グルメは、観光、農業、加工業者の3者を結び、付加価値を付けていく活動」などと話していた。
また「旅館は泊まるだけの場所ではなく、地方のエンターテインメントの拠点、地域のショールームだ。食を伝えたり、ライフスタイルを伝えたりするメディアでもある」と編集者らしい視点と切り口で来場者に語りかけた。
宿研を効果的に活用し、実績を上げている施設を表彰する「宿研アワード2013」には、天女の館羽衣ホテル(静岡市清水区三保海岸、遠藤良一社長)と、湖上館PAMCO(福井県若狭町、田辺一彦者社長)を選出。遠藤社長と田辺社長が、宿研の末吉社長から表彰状と記念盾を受け取った。
宿研キズナサミット