山梨県富士河口湖温泉の富士レークホテル(井出泰済社長、74室)はこのほど、新たな露天風呂をオープンした。富士山が世界文化遺産に登録された一昨年から宿泊客が増勢し、大浴場の収容人数を増やすため。
富士山の地下1500メートルから湧き出る「富士河口湖温泉」を活用し、地元産の富士桧を使用した「富士桧露天風呂」と富士の溶岩をそのまま取り込んだ「富士の岩風呂」の2種類を用意。男女入替制で、一晩で両方の風呂を楽しめる。泉質は、NaCa硫酸塩泉。神経痛やリュウマチ、疲労回復などに効果がある。
「富士山の世界文化遺産登録後、日本人客のみならず、訪日外国人客が想像以上に伸びている」と井出社長。富士河口湖町を訪れる訪日外国人客は年々拡大し、特に中国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシアなどからが多い。同館では「宿泊の約20%が外国人客」という。
富士レークホテルは、河口湖畔の景勝地に位置し、館内随所で「富士山を望む施設」を売りにしている。また、ユニバーサルデザイン(UD)を積極的に取り入れ、全客室のうち約30%がUDに対応。UD対応の貸切風呂も用意した。
ミキハウス子育て総研の「ウエルカムベビーのお宿」認定施設でもある。
新たにオープンした湖畔庭園桧風呂