山梨県は18日、次世代型路面電車(LRT)を使った富士山登山鉄道構想における鉄軌道を断念し、レール不要のゴムタイヤ式の新交通システム「富士トラム(仮称)」の導入検討を発表した。今後、県民の合意形成を図りながら推進するという。
山麓から五合目までの道路「富士スバルライン」を走行。将来的にはリニア中央新幹線の山梨県駅や富士山北麓エリアへの路線拡大を目指す。
同県は2021年2月、同ラインに鉄軌道を敷設してLRTを走行させる構想を発表したが、環境やコスト面で関係団体などから反対意見が上がっていた。
富士トラム(仮称)の走行イメージ(山梨県提供)