帝国データバンクによると、天然温泉施設運営のゆらら(富山県砺波市)は、4日に富山地裁から破産手続き開始決定を受けた。
同社は、富山県の有力建設業者の事業多角化の一環で、2005年11月に設立、翌月12月に開業した天然温泉施設「湯来楽 砺波店」の運営会社。県内最大級の規模を誇る館内に露天風呂、サウナ、腰掛け湯、足つぼ湯、冷水風呂、炭酸泉、岩盤浴など多様な設備を有していた。JR砺波駅から車で10分、北陸自動車道砺波ICから車で5分の立地を生かして一定水準の集客を果たし、2006年11月期には年収入高約5億2900万円を計上していた。
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