日本政策金融公庫が5月に行った全国小企業月次動向調査で、4月の売上DIはマイナス3.7と、前月比13.2ポイント上昇した。5月は5.2と、プラス水準に回復する見通し。
DIは前年同月比で売り上げが増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値(季節調整値)。調査は同公庫取引先1500社に行い、1279社から有効回答を得た。
業種別に見ると、非製造業6業種ではサービス業が前月のマイナス7.1から8.8へとプラス水準に転換。飲食店もマイナス18.5から11.1へとプラス水準になった。
小売業(4.9ポイント増のマイナス17.3)はマイナス幅が縮小。運輸業(8.7ポイント減のマイナス11.2)はマイナス幅が拡大した。
5月の見通しDIは、飲食店が24.9と大きく上昇。サービス業は0.3と4月から低下も、プラス水準を維持する見通し。
運輸業(23.0ポイント増の11.8)、小売業(24.8ポイント増の7.5)はプラス水準に回復の見通し。