日本政策金融公庫はこのほど、全国小企業月次動向調査の4月分を公表した。同月の売上DI(前年同月比で増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値、季節調整値)はマイナス9.8で、前月比3.1ポイント低下した。業種別では運輸業などが低下。飲食店は上昇した。5月はマイナス2.0と4月から上昇の見通し。
業種別に見ると、製造業がマイナス10.7で、前月比1.3ポイント上昇。非製造業がマイナス9.1で、同3.0ポイント低下。
非製造業6業種では、運輸業がマイナス22.4で、同34.8ポイント低下。サービス業がマイナス7.8で、同11.9ポイント低下。ともに前月のプラス水準からマイナス水準に転落した。小売業はマイナス9.9で、同2.2ポイント低下。飲食店はマイナス11.6で、同3.1ポイント上昇した。
5月の見通しは、サービス業が3.5と、プラス水準に回復。運輸業と飲食店、小売業はマイナス水準ながら今月から上昇の見通し。
調査は同公庫取引先の1500企業に実施。1241企業から有効回答を得た。