石川県加賀市が山代温泉で整備を進めていた次世代型公園「山代スマートパーク」が4月23日、オープンした。開園式では宮元陸市長ら関係者30人のほか、多くの地元住民らが訪れ、完成を祝った。
同パークは廃業した旅館「松籟荘(しょうらいそう)」跡地に整備。整備に当たっては民間企業のアイデアやノウハウ、資本を活用する公募設置管理制度を県内で初めて採用した。
敷地面積は約2800平方メートルで、遊具がある芝生広場とIT体験学習施設「かがやきITルーム」を備える。ITルームではドローンが操作できるほか、3Dプリンターやプログラミングの仕組みを学べるロボットなどが置いてある。また、カフェ・フラワーショップもある。
山代温泉観光協会は、「温泉の玄関口にあたる場所に整備され、景観も良くなった。今後、山代温泉らしいモニュメントの設置など、観光振興や集客につながる新たな試みを検討していきたい」と話している。
ゴールデンウイーク期間はファミリー層を中心に多くの人でにぎわったという。
あいさつする宮元市長