石川県の山代温泉観光協会は10、11日に関西圏誘客キャラバンを実施した。京都と大阪のJTBや日本旅行、KNT、トップツアーなどの旅行会社の支店や店舗を訪問。10日夜にはJTBと情報交換会を、11日にはKNT、大阪府旅行業協会とそれぞれ懇談会を行った。
ホテルサンルート梅田(大阪市北区)で開かれたJTBとの情報交換会=写真=で、萬谷正幸・山代温泉観光協会長は「昨年の北陸は、東日本震災の影響を受けたが、観光客数はまずまずだった。むしろ今年の方が、東は関東、東北、西は九州と、北陸は(人気の旅行先の)狭間となって苦戦している。関西からもっと誘客をお願いしたい」と要望。「山代温泉では全国的に知名度の高い大型旅館が休業となり、温泉街のイメージが悪くならないように頑張っていきたい」とあいさつした。
JTBからは、宇田川雄彦・法人営業大阪支店長が「山代温泉は、関西圏の旅行者から見ても、JTBから見ても、なくてはならない温泉地と実感している。今後はコンベンション助成や白山スーパー林道の片道無料、JTB中部圏誘致協議会のバス施策を活用しながら、旅行者に満足してももらい、行ってもらえたお客さまにはもう1回行きたいと思わせる旅行を提供していきたい」と述べ、北陸、山代温泉への送客をアピールした。