第4回「日本一さくらんぼ祭り」が20、21日、山形市で開かれた。主催は日本一さくらんぼ祭り実行委員会(岡崎彌平治委員長)。流しソーメンならぬ、“流しサクランボ”などのイベントでにぎわった。
例年人気を集める「日本一巨大な流しさくらんぼ」は、落差約3メートル、全長約30メートルの半分にした竹筒をサクランボが流れる趣向。流れてくるサクランボを割り箸でつかみあげるたびに大きな歓声が上がった。
また、山形県の観光PRでお馴染みとなった、サクランボのかぶりものを被って踊る「さくらんぼ体操」を初披露。子どもらが担ぎ手となった「さくらんぼ神輿」などが祭りを盛り上げた。会場では、山形の農産品の紹介、ご当地グルメの販売も行われた。
会場となった市の中心部は、旧山形県庁舎の文翔館前から七日町大通りまでが歩行者天国になった。
日本一さくらんぼ祭りは、東日本大震災で落ち込んだ観光産業の復興と、誘客の強化を目的に、2012年に始まり、今年で4回目となる。
サクランボをはしで追う子どもたち(山形市)