山形県庄内地方の旅館女将らが結束し、このほど「やまがた庄内たび宿おかみの会」を立ち上げた。JRグループが来年10月から実施する新潟デスティネーションキャンペーン(DC)を見据え温泉や観光魅力をアピール、集客増を目指す。
11月26日、会の代表を務めるあつみ温泉つたや長兵衛の斎藤篤子さんや湯の浜温泉海辺のお宿一久・木村君子さん、庄内湯田川温泉甚内旅館・大塚せつ子さんらが観光経済新聞社を訪ね、意気込みを語った。
おかみの会は斎藤さんらが中心になって呼びかけ、町家を含めた43軒が入会した。斎藤さんが「庄内地方は日本の原風景が残っており、おいしいお米とお酒、豊富な温泉量が自慢です」と述べれば、大塚さんは「おかみ乃おへぎ(お盆)」(庄内ならではの旬の素材を使った料理を夕食時に小鉢3品をおへぎに乗せて提供)、木村さんは湯野浜温泉の夕陽の美しさをアピールした。
新潟DCでは庄内地方も対象エリアとなっており、地元では「庄内新潟DC推進協議会」を立ち上げ、DC成功に取り組む。
来社した女将の一行