森ビル(東京都港区)と山形県は1月14日、六本木ヒルズ(同)屋上庭園で餅つきイベントを開催し、青きな粉を使用したきな粉餅や同県産ブランド米「雪若丸」の塩むすびを来場者に振る舞った。
同イベントは、六本木ヒルズが自治体と連携し、屋上庭園で各地の米を栽培、収穫するなどして文化や魅力を発信していくコラボイベント。17回目となる今回は山形県と連携し、同県のブランド米「雪若丸」の田植えを昨年5月に、稲刈りを同11月に実施した。稲刈りは台風による延期の影響で関係者のみで実施したが、3年ぶりとなった田植えには近隣居住者や六本木ヒルズのワーカー約100人が参加した。
餅つきイベントには約140人が参加し、きな粉餅や雪若丸の塩むすび、山形県伝統の郷土料理「芋煮」などに舌鼓を打った。「当日はあいにくの空模様だったが、多くの方に参加してもらい、日本の稲作文化や山形県の食の魅力を体験してもらった。六本木ヒルズ開業時から続けている屋上庭園での稲作も、地域の皆さんと一緒にさらに盛り上げ、地方文化や日本の伝統的な食文化の発信や継承に取り組んでいきたい」と森ビル担当者。
餅つきの様子
人気急上昇中の「雪若丸」