やまがた観光キャンペーン推進協議会とJR東日本はこのほど、山形市内で開いた合同記者会見で「『山形日和。』花回廊キャンペーン」(4~6月)とJR東日本の重点販売事業の主な取り組みを公表した。キャンペーンでは「美食」「美酒」などの地域資源を生かした滞在型観光の推進を強化する。来年の新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン(DC)のプレキャンペーン(今年10月から)に弾みをつける。
協議会名誉顧問の吉村美栄子・山形県知事が、「自然」「食」「歴史・文化」のテーマごとに観光素材を紹介した。
自然では、さくら回廊や残雪桜の見学ツアーなどの「春の花まつり」を説明。食では、地理的表示(GI)に登録された米沢牛、山形の地酒、朝摘みサクランボ狩りツアーなどの「美食県」としての魅力をアピールした。
JR東日本の坂井究執行役員仙台支社長は、キャンペーン期間中の主な「びゅう旅行商品」を紹介。「善寶寺での朝粥」「達人と行く朝採りタケノコ掘り」などの体験のほか、「十分一山からの雲海ウォッチング」や「山寺のライトアップ」のツアーなど、朝、夜の魅力に着目した特別企画を説明。足湯の設備を備えた山形新幹線「とれいゆ」などのイベント列車や「駅長オススメの小さな旅」などをPRした。
吉村知事は「これまでのDC開催の経験を生かし、オール山形で地域資源を磨き上げる。来県される皆さんに山形の良さを実感してもらいたい」と語った。
新潟県・庄内エリアDCの本番は、来年10月1日から12月31日に開催される。