山梨県は、山梨ならではの体験プランを盛り込むなど、一定の基準を満たすインバウンド旅行商品を「やまなしインバウンド上質ツアー」として認定し、ツアーを実施・手配する旅行業者などにツアー経費の一部を助成する事業を開始した。インバウンドの本格的な回復を見据え、山梨を満喫するツアーを旅行業者に販売してもらい、訪日外国人旅行者の誘客拡大につなげる。
ツアーの認定基準は、県内2泊以上▽飲食・宿泊は、感染症対策などに取り組んでいる「グリーン・ゾーン」登録(認証)施設を利用▽ツアー料金が1人1日5万円以上(国際航空便にかかる経費除く)―などで、山梨県ならではの文化資源、自然資源、健康的な食を組み込んでいることが要件。12月31日までに催行されるツアーについて事前に申請する。申請期限は11月30日まで。
ツアーに参加した外国人1人、1日につき1万円を助成する。全行程が山梨県内の2泊3日のツアーで参加者3人の場合の助成額は合計6万円となる。山梨県は、助成事業の予算額に事務費などを含めて8990万円を充てている。
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