山陰インバウンド機構(福井善朗代表理事)は2月18日、インバウンド向けアクティビティツアー事業「SATOYAMA EXPERIENCE」を行っている美(ちゅ)ら地球(ぼし)(岐阜県飛騨市)の山田拓社長に「山陰DMOアドバイザー」を委嘱した。
外資系経営コンサルティング会社出身の山田氏は、2018年、19年と同機構が実施した「インバウンドビジネス創出、ビジネス人材育成、事業者支援」などの事業にメイン講師、専門家として参加。今回のアドバイザー就任により、引き続き観光を切り口とした山陰の地域活性化、地域課題の解決に携わる。
委嘱式は松江市のくにびきメッセで実施。続いて開いた「山陰インバウンドセミナー」には島根県、鳥取県の自治体や観光関係者ら約100人が出席した。
山田氏は基調講演「地方創生の重要な鍵の一つ、『訪日外国人戦略』」とパネルディスカッションで登壇。日本の原風景である里山や古民家などを訪日外国人旅行客に紹介するビジネスを展開している同氏は、飛騨地域での実践例を挙げながら講演し、「山陰でもツーリズム分野で大小さまざまな新規事業を生み出してほしい」などと話した。
アドバイザーの委嘱状を受け取った山田氏(右)と福井代表理事