JR西日本とJR九州は2月26日、11年3月の九州新幹線鹿児島ルート全線開業に合わせ、相互直通運転を開始する山陽・九州新幹線の愛称を「さくら」と発表した。日本最古の特急の愛称が復活することにもなる。
「さくら」の新型車両は、東海道・山陽新幹線で走行中の「N700系」をベースに両社で開発=写真。直通運転開始後は新大阪駅と鹿児島中央駅間を約4時間で運転される。
愛称については両社で昨秋、名称を公募。約17万通の応募があり、「さくら」が最も多かった。「凛」をコンセプトにした新型車両のイメージに合うことも選定の決め手になった。
JR西日本広報部は「南から北上する桜前線のように、九州から大阪をつなぐ新車両にぴったり」としている。