岐阜県は10月28日、高山市と連携し、電気自動車(EV)を活用した着地型旅行商品のモニターツアーを乗鞍山麓五色ケ原の森で開催する。2種旅行業者を持つ高山グリーンホテルに委託して実施する。
同県では、訪れる人にも、地球にも優しい新たな環境配慮型の旅スタイルとして「ぎふ ウェルネス・ツーリズム」を推進している。また、同ツアーを通じて、EVの充電インフラの整備の検討など、観光分野でのEV普及促進を図り、環境と調和した新たな旅のスタイル確立を目指す。
ツアー内容は朝、高山グリーンホテルを出発。EV(1組に1台)を運転し、飛騨大鍾乳洞駐車場まで移動。マイクロバスに乗り換え、ガイドといっしょに乗鞍山麓五色ケ原の森を歩く。乗鞍山麓五色ケ原の森は、エコツアーの先端事例として、今年「岐阜の宝もの」にも認定されている。歩く距離は2.9キロ、所要時間は3時間半程度。
参加費は1人7800円。代金に含まれるのは、EVレンタカー代金、マイクロバス代金、入山ガイド料(参加者10人につきガイド1人)、弁当(お茶付き)、保険料。前泊付きプランは別途宿泊料が必要。
募集人数は6組20人で、1組1〜4人、最小催行人員8人。同ツアーの感想などアンケートへの協力が参加条件となる。同ツアーに先駆けて、10月7日には、旅行会社向けに実証実験ツアーを実施する。
詳しくは、高山グリーンホテルツアー事業部(TEL0577・33・5501)。