
「岐阜の宝もの」の一つ、小坂の滝めぐり(下呂市小坂町)
取り組み事例紹介
岐阜県は6月12日、県庁(岐阜市)で、「サステナブル・ツーリズムフォーラム」を開催する。昨年6月に設けた新認定制度「NEXT GIFU HERITAGE~岐阜未来遺産~」の認定式と委員によるトークセッションを行う。
県は地域が誇る自然や歴史、文化などの資源を掘り起こし、観光資源として磨き上げる「岐阜の宝もの認定プロジェクト」に取り組んできたが、サステナブル・ツーリズム(持続可能な観光)の国際指標を取り入れ、認定制度を刷新。昨年6月から世界レベルの認知を目指す観光プログラムを「岐阜未来遺産」として認定する制度をスタートした。
新制度は、訪日客などが県内旅行を選ぶ際の参考などにしてもらうもので、すでに認定している宝もの(中山道ぎふ17宿や小坂の滝めぐりなど6資源)は新しい認定基準で再評価し、基準をクリアした観光プログラムは岐阜未来遺産に認定。基準に満たないものは宝ものとして暫定的に位置付け、今後のブラッシュアップを支援する。
同フォーラムでは岐阜未来遺産認定地域の取り組みを紹介。また、トークセッションは、「岐阜未来遺産認定で地域が変わる」をテーマに、国連世界観光機関駐日事務所代表の本保芳明、エディターの田川公子、日本ガストロノミー学会代表の山田早輝子、美ら地球代表取締役の山田拓、県観光国際戦略アドバイザーの古田菜穂子の各氏が意見を交わす。
定員300人で、参加費無料。参加希望は6月5日までに申し込む。問い合わせは国際政策課サスティナブル・ツーリズム推進室。TEL058(272)8084。
「岐阜の宝もの」の一つ、小坂の滝めぐり(下呂市小坂町)