岐阜県観光連盟(葛西信三会長)は9、10の両日、大阪府豊中市のショッピングモールで観光物産展を開催した=写真。県内の観光協会や特産品販売事業者ら24団体・事業者が参加。イワナの塩焼きなど同県を感じさせる実演販売などが行われる中、メインターゲットである関西の住民に対して、下呂温泉の冬花火など見どころをアピールした。
同イベントは13回目。北大阪急行と大阪モノレールの千里中央駅に隣接することから乗降客が数多く行き来する上、直火を使った特産品の販売ができることから、毎年ショッピングモール「せんちゅうパル」の南広場で開催。長年開催していることから、地元でも秋の恒例イベントとして定着しており、物産販売のリピーターも多くいるという。
今年は「ぎふ 冬の直行便」と銘打って、県内9団体がそれぞれ見どころなどをPR。下呂温泉で12月開催の花火ミュージカル冬公演や1~3月の土曜日に実施の「冬の下呂温泉 花火物語 花火の歳時記」、岐阜市内で1月18~26日に開催の岐阜提灯などを使ったライトアップイベント「ぎふ灯り物語2025」などを紹介。
このほか来年4月23日~6月15日に開催の第42回全国都市緑化ぎふフェア「ぎふ グリーン・ライフ フェスティバル 2025」をPRしようと、インスタグラム登録者に向けて、タオルで作ったバラのプレゼントなども行った。
地域色ある2種類の五平餅の実演店舗や飛騨牛コロッケの販売店舗には多くの通行客が立ち止まり購入していたほか、観光パンフレットを手に話を聞く人の姿も。同連盟の野村公平販売促進課長は「物産展を開催すると、『来週行くよ』『冬に行きたいと思っている』とのうれしいお声を多数耳にする。名古屋と並び、関西・大阪は岐阜の重要なマーケット。毎年恒例のこの機会に、新しい岐阜の見どころや魅力を発見してもらえれば」と語った。