岡山県がこのほど発表した「観光客動態調査」によると、2021年に県を訪れた観光客は前年比17.5%減の1099万人だった。コロナ禍前の19年比では35.1%減となっている。現行の集計方式となった11年以降で最も少ない。
観光客の内訳は、県内客が同17.6%減の583万6千人、県外客が同17.3%減の515万4千人。県外客をみると、最も多いのは近畿地方からで、206万9千人となり、全体の4割ほどを占めている。次いで、中国地方の172万1千人、関東地方の51万3千人と続く。
また、日帰り客は818万2千人で、同20.6%減だったが、宿泊客は280万8千人と数は少ないものの、同6.6%減と小幅にとどまっている。県内旅行の割引キャンペーン「おかやま旅応援割」で宿泊利用が増えたとみられる。
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