日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」は6月22日、岩手・神奈川・新潟・富山・愛媛・和歌山・島根の7エリアを 2020年度「海ノ民話のまち」として認定したと発表した。
「海ノ民話のまちプロジェクト」は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」( https://uminohi.jp/ )の一環として実施するもので、海と深く関わりを持つ日本という国の「海との関わり」と「地域の誇り」を、子供たちに伝え語り継ぐことを目的とし、2018年に発足したプロジェクトです。
本プロジェクトでは、日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「思い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメ等の映像表現で、次の世代を担う子供たちへ、そして、さらに次の世代へと語り継いでいます。
活動3年目となる2020年度は、「海」にまつわる民話が伝承されている岩手・神奈川・新潟・富山・愛媛・和歌山・島根の7エリアを「海ノ民話のまち」として認定することが決定しました。7つの民話は例年同様アニメーション化して公式サイト( http://minwa.uminohi.jp/ )で公開する予定です。
■2020年度認定地域と制作アニメのタイトル
・岩手県普代村「お夏と藤平」
・神奈川県藤沢市「五頭龍と弁天様」
・新潟県糸魚川市「サザエと弁天岩の女神さま」
・富山県魚津市「錨の溝」
・愛媛県伊方町「速吸瀬戸の守神」
・和歌山県串本町「お屋敷になったクジラ」
・島根県松江市美保関町「えびすさんと鶏」
<認定委員長>
認定委員長 沼田 心之介(監督/プロデューサー)
2012年4月 株式会社トマソン 入社
「ふるさと再生日本の昔ばなし」音響監督、脚本、演出担当
「ふるさとめぐり日本の昔ばなし」からは監督も兼務。
「けものフレンズ2」アニメプロデューサー
2019年12月 一般社団法人日本昔ばなし協会 設立 代表理事
<選定基準>
【知恵】 先人の豊かな海の学びが包含されている
【想像力】海の多様性と好奇心を喚起するもの
【資産】 地域で大切に語り継がれてきたもの
【地域性】地域の海の風土や特色を表現しているもの
【継承性】地域の子どもたちに語り継ぐ機運があるか
■今後予定している展開施策
・認定市町村への表敬訪問(6月下旬~8月頃を予定)
・アニメ完成報告表敬訪問(2021年1月~3月を予定)
・アニメ上映会およびフィールドワーク(2021年1月~3月を予定)
※今後の予定については決まり次第、認定エリアの当プロジェクト実行委員会よりプレスリリースを配信いたします。
日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人とがつながることを目的として、本事業を実施しています。