島の宝観光連盟は17日、日本初の「島旅アンバサダー」を任命した。
島の宝観光連盟(会長:池田 高世偉)は、コロナ禍で落ち込んだ島旅観光の全体的な活性化を目指し、日本の島に詳しい旅作家で、(一社)日本旅客船協会の船旅アンバサダーの小林希さんを「島旅アンバサダー」に任命しました。
委嘱にあたっては、令和4年5月17日(火)に表参道・新潟館ネスパスにおいて委嘱式を行い、会長 池田 高世偉(一般社団法人隠岐ジオパーク推進機構理事長/島根県隠岐の島町長)より委嘱状が手渡されました。また、同日には観光庁と内閣府を表敬訪問しました。
当連盟は、これまで首都圏でのPRイベントなどの島旅の認知拡大・情報発信に努めてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により2020年より2年間は活動することができませんでした。
コロナ禍における離島の観光産業は、旅行需要の減少や行動制限に加えて、脆弱な医療提供体制など離島特有の事情もあり、旅行者の受け入れが困難な地域もありました。しかしながら離島においては、観光産業が地域の外貨獲得のための主要産業となっていることも多く、観光産業の衰退が地域の衰退につながっていく可能性が高いことから、地域活性化のためウィズ・コロナでの観光振興を目指します。
今後、島同士の繋がりや連携を強化し、相互に観光客を誘致したり、島々を回遊してもらえるよう全体的なプロモーションを打ち出したりし、離島ネットワークとコミュニティの基盤づくりと拡大を狙います。それに伴って、加盟する島を全国規模で呼びかけて行く予定です。
同時に、「島旅アンバサダー」の小林さんには、ウィズ・コロナにおいて、離島らしさや素晴らしさを全国にPRしてもらい、離島の認知拡大とともに多くの旅行者に訪れていただくことを期待しています。
第一段階として、2022年は、小林さんがコーディネーターとなって島ごとのオンラインツアーを開催する予定にしています。
島旅アンバサダー:小林 希(こばやし のぞみ) さん
プロフィール
1982年東京都出身。立教大学文学部心理学科卒業。
大学在学中から海外をバックパッカーとして旅をする。
2005年サイバーエージェント入社。
子会社のアメーバブックス新社に出向し、多数の書籍を編集した後、2011年末に退社。
その日の夜から一眼レフを相棒に旅に出る。1年後に帰国して、2014年にその旅を綴った
『恋する旅女、世界をゆくーー29歳、会社を辞めて旅に出た』(幻冬舎)を上梓して作家デビュー。
2014年に瀬戸内海の香川県丸亀市の讃岐広島で、古民家を宿として再生する島プロジェクトを立ち上げ「ゲストハウスひるねこ」をオープン。
その後、離島観光と船旅業界活性化を目的とした活動にも参画している。
これまで海外65カ国、国内120島以上(のべ200島以上)をめぐり、現在も旅をしながら、旅、猫、島(船旅)をテーマに執筆活動をする。
著書は多数で、産経新聞(隔週金曜/生活面)および産経ニュースサイトで「島を歩く、日本を見る」や日本海事新聞などで連載中。
ラジオ出演やトークイベントなどにも登壇して、旅や島の魅力、実情を伝えている。
2017年10月27日に株式会社Officeひるねこを設立。
2019年に(一社)日本旅客船協会の船旅アンバサダーに就任。
船旅活性化の企画として船の御朱印である「御船印」を発案。御船印めぐりプロジェクト事務局を運営。
【島の宝観光連盟とは】
2017年5月に、日本各地域の島々が自慢の観光資源を全国にアピールして観光客を誘客することにより島の活性化を図り、また各島の観光組織が連携して活動することで、島の観光資源および産業の総合的な紹介、宣伝、観光客の誘致促進、受け入れ体制の推進を目的として発足した広域組織。
公式HP https://shimano-takara.com/
【加盟地域・団体】
・新潟県佐渡島:(一社)佐渡観光交流機構(https://www.visitsado.com/)
・島根県隠岐諸島:(一社)隠岐ジオパーク推進機構(https://e-oki.net/)
・長崎県壱岐島:(一社)壱岐市観光連盟(https://www.ikikankou.com/)
・長崎県五島列島:五島観光連盟(https://www.gotokanko.jp/ https://goto.nagasaki-tabinet.com/
https://shinkamigoto.nagasaki-tabinet.com/)
・熊本県天草諸島:(一社)天草宝島観光協会(https://www.t-island.jp/)(一社)天草四郎観光協会(http://kami-amakusa.jp/)