島根県は年末年始の大雪で減少した観光客を呼び戻そうと、9日にJR大阪駅で街頭イベントを実施した。観光キャラクターの「しまねっこ」の着ぐるみや、しまね観光大使の細木ふみさんが宿泊キャンペーンのチラシを乗降客らに配布し、島根観光をPRした=写真。
一部の大雪被害の様子がテレビ番組などで大きく取り上げられたことで、雪が積もっていない松江市内の観光施設や旅館・ホテルでもキャンセルが相次いだ。このため、県は1月17日から3月末まで「招福しまね宿泊キャンペーン」を展開し、観光客回復への取り組みを強化している。
県が松江や玉造温泉などの旅館・ホテル111施設を調査した結果によると、年末年始(12月31日〜1月4日)の宿泊キャンセルは3427人、宴会のキャンセルは2146人に上った。主要観光施設の中には前年に比べ8割近く入場者が減少したところもあったという。