リクルートライフサイクルがまとめた年末年始(12月23日~1月8日)の宿泊予約状況によると、国内の人気旅行先1位は東京都だった。増加率が大きかったのは岩手県で、SNS映えする観光名所への関心がアップにつながったようだ。
11月24日時点での予約人泊実績をもとに前年同期比で算出した。予約のピークは31日で、年越しを旅行先で過ごす人が多いと予測。平均宿泊数は1・2泊となっている。
人気旅行先のベスト5は、1位東京都で、以下、北海道、大阪府、千葉県、静岡県と続く。「東京都はクリスマスやカウントダウンなどのイベントが随所で行われる予定で、これを目的に訪れる旅行者が多い」としている。
静岡県は、熱海エリアがもっとも予約が多い。NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の舞台、浜松も予約が増えている。
岩手県の増加率を押し上げたのは龍泉洞。16年の台風10号の被害で閉鎖していたが、17年3月に営業を再開。冬季限定イルミネーションなど冬ならではの幻想的な景色がSNS映えするのが人気のようだ。
香川県のロングビーチ父母ケ浜もSNS映えするとあって人が集まっている。夕焼け時にはボリビアのウユニ塩湖のように水面が鏡のような幻想的な写真を撮れるという。