新たな鑑賞法を提案 ナイトタイムエコノミー推進
広島県観光連盟とひろしま美術館、エクスペリサスは3月29日、夜間消費を喚起する「ナイトタイムエコノミー」推進のため、「ヒロシマ・ナイト・ミュージアム」を4月から開催すると発表した。西洋絵画の作者に扮した役者が、自身の作品などのガイド役を務めるのが特徴で、美術館の新たな楽しみ方を提案する。「小人数のみに提供する極上のエンターテインメント」(同連盟)と自信を示す。
全面改装のため休館していた長野県信濃美術館(長野市)が4月10日、「長野県立美術館」として新築オープンする=写真。今までなかった常設展示室を設け、国宝や重要文化財、全国規模の巡回展を開催する。
隣接する善光寺門前のまち並みや信州の自然と調和した景観を創り出す「ランドスケープ・ミュージアム」がコンセプトで、レストランや屋上広場、気軽にアートが楽しめる無料ゾーンも設ける。
入館料は一般700円、大学生・75歳以上500円、高校生以下無料。
開館時間は9~17時で、休館日は毎週水曜日と年末年始。
完成を記念し、同日から6月6日まで「東京芸術大学 スーパークローン文化財展」を開催する。観覧料は一般1400円、大学生1200円、高校生以下無料。問い合わせはTEL026(232)0052。
ゴッホに扮した役者がお出迎え