広島県広島市、廿日市市(宮島)、呉市と山口県岩国市の観光宣伝隊が12月4日、東京の観光経済新聞社を訪問。冬のイベントなど各地の最新情報を伝えた。
訪れたのは宮島観光協会の平田裕二副会長(岩惣社長)、野島友和副会長(宮島シーサイドホテル)、岩国市観光協会鵜飼事務所の三井麻衣子さんと、広島観光親善大使の高間美緒さん、宮島観光親善大使の城山巧さん、ミス岩国のサプコタ・カリシマさん。
広島市は冬恒例のイルミネーションイベント「ひろしまドリミネーション」が1月3日までの期間、同市中心部の平和大通りなどで開催。
「おとぎの国」をテーマに、街中を色とりどりにライトアップしている。カキを中心に、瀬戸内の「七大海の幸」を使った料理を市内店舗で提供するとともに、スタンプラリーを楽しんでもらう「瀬戸内かき海鮮食堂」も2月28日までの期間、開催する。
宮島は秋の紅葉に続き、白く奇麗な花を咲かせて「町の花」ともなっているアセビの鑑賞を2月から4月にかけて楽しめる。2024年の来島者は過去最高だった19年の465万人を上回る見通しだ。フランスのモンサンミッシェル市と観光友好都市提携を行っており、その15周年記念式典が6月に廿日市市で行われた。
岩国は市のシンボルの錦帯橋に加えて、地元に生息し、数々の伝説が伝わる白蛇を鑑賞できる「岩國白蛇神社」「岩国シロヘビの館」が25年の巳(み)年に話題になりそう。12月13日に開港12周年を迎えた岩国錦帯橋空港は、東京・羽田間に1日5往復、沖縄・那覇間に同1往復、航空便が就航。市内へのアクセスが整備されている。
呉は海事歴史科学館(大和ミュージアム)が25年2月中旬から26年3月末までリニューアル工事で休館するのに伴い、JR呉駅近くにサテライト施設を設けて展示を行う。
親善大使らがそれぞれの一押しをアピールした。
「縮景園は四季折々の自然が楽しめて心が癒やされる」(高間さん)、「焼きたてのもみじまんじゅうが好き。大きく育ったカキもミルキーでおいしい」(城山さん)。ネパール出身で英語など4カ国語が話せるというサプコタさんは、英語の学びや国際交流ができる「岩国市英語交流センター」を紹介。「カフェだけの利用もできるのでお気軽にお越しください」。
本社を訪れた観光宣伝隊の一行