日中観光交流年閉幕式に合わせた商談会「日中観光交流会」が3月17日、広州市内で開催された。旅行会社や航空会社、地方公共団体など、日本側約150人、中国側約250人が参加。相互に観光資源などをPRし、誘客拡大に向けた商談を展開した。
日本からは企業、団体のほか、福岡、長崎、大分、飛騨高山、中京地区などの観光担当部署がブースを出展。中国は広東省の各都市をはじめ、雲南省、海南省などの観光局が参加した。
日本側は訪日観光をアピール。飛騨高山観光協会の津田恵一常務理事は「地方の観光地の情報は中国側に十分伝わっていないようだが、継続的なセールスの成果で飛騨高山の認知度は上がってきている。中国からの誘客は5年先、10年先を見据え、今後も長期的視野で取り組みたい」と意欲をみせていた。
商談会のオープニングセレモニーには、冬柴大臣、邵局長らが出席し、両国の観光振興、相互交流の拡大を訴えた。