
HataLuck and Person(ハタラック・アンド・パーソン、東京都中央区)が2019年からサービスを展開する店舗DXアプリ「はたLuck」は、人手不足や生産性向上に頭を悩ます観光業界を中心に支持を集め、利用ID数17万人以上(施設数1万4千軒以上)に活用されている。
同アプリケーションは、スタッフ全員にIDを支給し、本部、支店と従業員を一気通貫でつなぐもの。シフトの作成や管理、連絡の共有など、サービス業の現場に必要な機能を網羅し、スマートフォンやタブレットで簡単に利用できる点が好評を得ている。
「それぞれの部署で勤務体系が異なるなど、全従業員が一堂に会することが難しい旅館・ホテルで、情報の平等化に活用してもらえれば」と同社は期待を寄せる。
日本全国で100棟以上の施設を運営する有名ホテルチェーンでは、離職の最大の要因であるコミュニケーション不足を払拭するべく、はたLuckを導入した。「連絡ノート」機能を用いて、従業員に日報を書いてもらうことを皮切りに、従来のトップダウン方式から、現場に推進役を委ねて本部にフィードバックする方向に切り替えた。これらの改革を経て、「従業員全員が気軽に発言できるようになったほか、マニュアルなどもスタッフ自らが作成、共有して、コミュニケーションの活性化につながった」という。ボタン一つで「感謝」などの思いを伝えられる「星を贈る」機能も、スタッフ間のコミュニケーション円滑化に大きく寄与している。同社は来月12~14日にインテックス大阪で開催される関西ホテル・レストラン・ショーに出展する。
この件についての問い合わせ先は、HataLuck and Personサービスサイト(https://go.hataluck.jp/contact)。