アメニティ市場シェアトップのポーラ(東京都品川区)では、業界初の試みで、廃棄されるホテルアメニティ容器を子供の知育パズルに変えるリサイクルプロジェクトを実施している。今月1日から提携している一部のホテルで展開されている。
同社では、グループ全社の行動指針として、「We Care More.世界を変える、心づかいを。」を掲げ、美容と健康という枠組みにとらわれることなく、人・社会・地球、そのすべてをケアすることを目指している。
併せて、子どもたちの美意識を育む環境づくりを目指すプロジェクトSEMCA(セムカ、Sustainable Education for Millennial’s and Children’s Aesthetics)にも取り組み、色とりどりの感性を周囲の人と共有し、認め合う体験ができるような企画も推進している。
このプロジェクトで開発した「リサイクル知育パズル」は、アメニティ容器を粉砕して作られ、6種の色と形状からさまざまな形に表現可能で、子どもたちは、このパズルで遊びながら集中力や思考力、そして想像力を鍛えられる。
さらに、パズルには、「環境問題に関するクイズや、年齢に応じてチャレンジできるレベル別のワークシートも付属しているため、親子で楽しみながらSDGsについて学ぶことも可能」と同社。
「旅先で新たな知識や情報に触れながら、自分がどう感じるか、その先に自分なりの考えや感覚を養ってもらえればとの思いで開発に至った」と話す。
同社では、創業100周年を迎える2029年に向けて、今後もさまざまな取り組みを強化していく。
この件についての問い合わせ先は、ポーラお客さま相談室TEL(0120)117111。
ホテルのアメニティ容器(上)を知育パズル(下)にリサイクル