関西石川県観光旅館・施設案内所連絡協議会は18日、第51回通常総会を大阪第一ホテル(大阪市北区)で開いた。石川県の旅館や施設のPRなど、2018年度事業計画、収支予算を承認した。
冒頭、木寅恭嗣会長(日本の宿のと楽グループ大阪営業所所長)は「東京から新幹線を使えば金沢まで最短で2時間半。誘致の仕方次第で多くの訪日外国人客に来てもらえる。先月には大阪から金沢経由の和倉温泉直行バスが運行を開始した。石川は各方面からの交通アクセスが素晴らしい。石川への誘致活動、PRを続けたい」とあいさつした。
来賓を代表して、石川県観光戦略推進部西日本誘客推進室長の山本重則氏は「石川県では『ほっと石川観光プラン2016』に基づき三大都市圏を中心に戦略的なプロモーション、県内各地の魅力づくりに取り組んでいる。2022年度末の北陸新幹線敦賀延伸、その後の大阪までのルート決定を踏まえ、関西圏での情報発信を一層強化しさらなる誘客に取り組む」と話した。
石川県観光連盟事務局長の坂林忠氏は「北陸新幹線の利用は、2017年度がほぼ前年並みで推移。関西の数字は新幹線の開業前から毎年前年超えをしてきた。依然として、多くの観光客に石川県に来てもらえている。1人でも多くの送客をお願いしたい」と話した。
2018年度の事業計画は、(1)石川県の観光旅館および施設並びに観光情報のPRを行う(2)関西地区におけるより多くの旅行業者へのPRを行う(3)旅行業者に関する情報の交換を行う(4)会員の増募を推進する―など。