愛媛県は13日、東京・秋葉原で観光・物産PRイベントを実施した。イメージアップキャラクター「みきゃん」の披露や、ご当地アイドル「ひめキュンフルーツ缶」のミニライブもあってか、若者をはじめ多くの通行人が会場に足を運んだ。物産展に出展していた関係者の1人は「日曜で、おまけに歩行者天国のせいか、予想以上のにぎわいをみせた。いいPRになったと思う」と笑顔で話していた。
このイベントは「愛のくに 笑顔のえひめ フェスティバル」と銘打って、JR秋葉原駅近くのベルサール秋葉原で開いた。県が首都圏でこの種のPRイベントを実施するのは初めてで、「できれば来年以降も場所を代え、開きたい」としている。
愛媛ミカンをデザインしたネクタイを締め登場した中村時広知事は、松山市の道後温泉や「東洋のマチュピチュ」といわれる新居浜市の別子銅山、来春開催される「えひめ南予いやし博」などをPRし、来県を呼びかけた。
この日披露されたミカンと犬をモチーフにしたみきゃんは11日に名前が決まったばかり。県の広報広聴課職員として早速仕事をこなしていた。また、ひときわ歓声が大きかったのが昨年誕生したひめキュンフルーツ缶(平均年齢14.4歳)。ご当地アイドルブームもあり、地元では大変な人気者だ。この日はメンバー8人がミニライブやサイン会、握手会を通して、愛媛の魅力をアピールした。
会場内にはテントが設営され、せとうち旬彩館やJA西宇和などが出展。ミカンやジャコテンなど愛媛の特産品を販売したほか、南予観光PRキャラクターでいやし博応援隊長の「にゅんよ」も登場し、PRに努めていた。
「みきゃん」と「ひめキュンフルーツ缶」に囲まれ、笑顔を見せる中村知事