愛知県瀬戸市の陶磁器メーカー、中外陶園が営業車の車体にネコを連想させる耳や口、しっぽを描いた「招き猫Car」=写真=1台を導入した。観光パンフレットを持ち込み、営業活動で走り回るかたわら各所で観光パンフを配り観光客誘致にも役立てる。
同社は営業車で問屋など取引先を回りながら「量産招き猫のふるさと瀬戸市」をPRできる方法を模索していた。鈴木政成社長のアイデアで実現した。
観光パンフは、瀬戸市観光協会からもらい配っていく。常に数10部手元に持つ。行く先々で関心を持った人たちに配り、「瀬戸市を知ってもらう機会になってほしい」と同社。
車体のデザインは社員が考案。側面は、黄色と黒色のミケネコ柄が描かれている。サイドミラーは招く手に見立てている。ナンバープレートは、9月29日が「来る福招き猫の日」にちなみ、「2929(ふくふく)」になっている。
同社の井上美香さんは「たくさんの人たちに招き猫Carを通じて瀬戸の招き猫に興味をもってもらい、瀬戸市に来てもらいたい」と話している。