千葉県成田市は15日から、観光循環バスの運行を始めた。成田山新勝寺など観光スポットを巡るほか、成田空港に乗り入れ、トランジット客の“成田観光”も狙う。
バスは千葉交通が運行する。明治から昭和にかけ新勝寺~宗吾霊堂間を走っていた成宗電車をモデルにしたレトロバスを採用した。
JR成田駅を起点に、成田山門前や空港、イオンショッピングセンターなどを巡るAルート(1日3便)とBルート(同4便)の計7便を設定。運賃は大人200円、小児100円。1日フリー乗車券はそれぞれ500円、250円。
主要停留所では日本語のほか英語でも音声案内し、車内モニターでは日本語、英語、中国語、韓国語で案内表示する。また、外国人の乗車も予想し、成田国際高校の生徒やホームビジット協会らの協力を得て、バスの中で観光案内をする。