日本旅行業協会(JATA)は21日、「第30回JATA経営フォーラム2022」のウェブ配信を始める。「持続可能な旅行業を考える」がテーマで、参加費は無料。今後の旅行業の在り方、高収益構造への転換などを伝え、旅行業経営について考える機会を設ける。配信の公開は3月31日まで。
経営フォーラムは、ウィズ・ポストコロナ期に向けた議論を深めるきっかけにすることを目的に開催。基調討論は「旅行業『再生』へ向けて」をテーマに、持続可能な旅行業のビジネスモデルの在り方などを議論する。モデレーターは、JATAの池畑孝治理事・事務局長が務め、パネリストにはJTB取締役会長でもあるJATAの髙橋広行会長のほか、ANA Xの加藤恭子副社長、エイチ・アイエスの山野邉淳取締役上席執行役員、風の旅行社の原優二代表取締役、KNT―CTホールディングスの小山佳延専務、日本旅行の佐藤均秘書広報部長が登壇する。基調討論のほか、テーマセッション(分科会)が七つ設けられる。視聴時間は一つが約1時間を予定している。
JATAの渡辺正樹事務局次長は「コロナ禍で前回が初となったウェブで今回も開催する。リアル開催では有料だったが、ウェブ開催では無料にしている。旅行業に携わる多くの人に見てほしい」と参加を呼び掛ける。事前登録URLはhttps://form.qooker.jp/Q/auto/ja/forum2022/0221/
分科会のテーマは次の通り。
分科会A・コロナ禍での海外旅行の顧客維持に必要なことを考える▽分科会B・デジタル×リアル融合による新しい旅行会社のビジネスモデルのあり方▽分科会C・ウィズ・ポストコロナの訪日旅行に向けて▽分科会D・コロナ禍に立ち向かう中小旅行会社の取り組み▽分科会E・観光庁観光戦略課長に「観光の現状と今後の取り組み」を聞いてみた▽分科会F・SDGs持続可能な観光をカタチに「農泊」からサステナブルツーリズムを考える▽分科会G・ワクチンによる国内外の交流の復活