自然環境の保全や都市緑化などに取り組んでいる日本みどりのプロジェクト推進協議会(会長、阿部守一・長野県知事)とGo Greenプロジェクトin長野2022実行委員会は1日、松本市安曇の乗鞍BASEで、阿部会長や同協議会のアンバサダーで俳優の渡辺謙さんらによるトークセッションを開催した。
セッションは、協議会会員の日本旅行と連携して実施している「Go Greenプロジェクト サスティナブルツアー」の催行に合わせて実施。首都圏からの参加者約20人が耳を傾けた。
冒頭あいさつした阿部会長は、「持続可能な社会をどう作っていくのか、ゼロカーボン社会、そして持続可能な観光地や地域づくりをどう進めていくかをセッションを通じて皆さんと考えていきたい」と述べた。
テーマは「自然環境の利用と保全の好循環による地域活性化と持続可能な仕組みづくり」で、阿部、渡辺両氏のほか、協議会事務総長で大阪観光局理事長の溝畑宏氏、環境省国立公園利用推進室長の岡野隆宏氏、松本大准教授の中沢朋代氏、のりくら観光協会会長の宮下了一氏が出席、意見を交わした。
渡辺さんは「自然に心が動かされる時間が増えると、環境を気にするように気持ちが変わる」、宮下さんは「今までの観光はもてなす観光。これからは訪れた人にも地域の課題に関わってもらえれば」などと語った。
乗鞍岳を背景に活発な意見を交わした